米紙も驚愕した「歴史的大逆転サヨナラ勝ち」も 「夏の甲子園」地方大会「伝説の決勝戦」
「最もワイルドと言える9回だ」
甲子園出場がかかった地方大会決勝は、両チームの「負けたくない」の思いが真っ向からぶつかり合うことから、ファンの記憶に残る名勝負も多い。そんな“伝説の決勝戦”3つをピックアップしてみた。【久保田龍雄/ライター】
「最もワイルドと言える9回だ」と米紙も驚嘆する“ミラクル大逆転劇”が起きたのが、2014年の石川大会決勝、星稜対小松大谷である。
2年連続の甲子園を狙う星稜は、エース・岩下大輝(現・ロッテ)が不調で3回6失点KO。打線も小松大谷・山下亜文(元ソフトバンクなど)に4回まで無安打に抑えられ、中盤以降も攻略の糸口を掴めない。...