終わらない「コロナの脅威」という無限ループ 熱を出すことさえ許されない日本の「空気」(ネットニュース編集者・中川淳一郎)

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もう終わらせても

 そして2022年7月14日、東京都は感染状況の警戒レベルを4段階で最も高い「大規模な感染拡大が継続している」指標である「赤」にした。都庁やレインボーブリッジが赤くライトアップされるのか。

 結局、「重症化率は低い」「死んでない」ということで、「新型コロナ騒動」はもう終わらせてもいいのではなかろうか。あとは淡々と咳症状・のどの痛みのある人・痰が出る人・高熱が出た人を病院が診断し、適切に薬を出すことでコロナ騒動って終わるのでは……?

 まぁ~ここまで色々書いてきたが、正直私は日本の「コロナを恐怖の殺人ウイルス・マスクは至宝・ワクチンは何度も打つ必要がある!」と考える日本の集団ヒステリー状態は遠くからそっとこうして分析するしかないと考えている。皆さんは一生コロナを恐れ、マスクを着け、ワクチンを何度も打ってください。あとは知ったこっちゃない。これが私の2022年7月における「コロナ総括」である。

中川淳一郎(なかがわ・じゅんいちろう)
1973(昭和48)年東京都生まれ、佐賀県唐津市在住のネットニュース編集者。博報堂で企業のPR業務に携わり、2001年に退社。雑誌のライター、「TVブロス」編集者等を経て現在に至る。著書に『ウェブはバカと暇人のもの』『ネットのバカ』『ウェブでメシを食うということ』等。最新刊に『よくも言ってくれたよな』(新潮新書)。

デイリー新潮編集部

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