パパ活「吉川赴議員」は徹底抗戦の構え “黄金の3年”でこの男に使われる税金はいくらになるか

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年収は1814万2400円

「『歳費』と呼ばれる国会議員の給与は、一般議員は衆参ともに月129万4000円と規定されています。ただし、7月末まではコロナ禍のため議員の歳費が2割カットされていて、25万8800円が減額されています。仮に今後も歳費カットが続くとしても、吉川氏に対して年1242万2400円の歳費が支払われます」(同・記者)

 更に、期末手当は年に2回が支払われる。「286万円×2」は572万円だから、これを加えると最低でも1814万2400円が吉川氏の“年俸”になるというわけだ。ちなみに歳費カットを無視した場合、年2124万8000円という金額になる。

「まだまだあります。以前、日割り支給にすべきという議論が起きた『文書通信交通滞在費』は毎月100万円、年1200万円支給されます。『立法事務費』は法律を作るための調査研究費を負担するというもので、各会派の議員1人ごとに年780万円が支給されます。吉川さんは無所属ですが、1人会派を作れば立法事務費を受け取れます」(同・記者)

 更に国会議員は、公設秘書3人分の給与も税金でまかなわれている。

投入税金は7500万円?

「政策秘書、第1秘書などで金額が異なりますが、月20万円台から50万円台まで支給され(註2)、平均で年額2500万円(註3)を国会議員は手にすると言われています。率直に言って、スキャンダルが報じられた国会議員である吉川氏に、さしたる仕事ができるはずもありません。そんな国会議員の秘書給与を税金でまかなうことは、『無駄金ではないか』と世論の反発を招く可能性があります」(同・記者)

 国会議員が、どれほどの大金を手にすることができるのか。鈴木宗男・参議院議員(74)は2009年、麻生太郎・自民党副総裁(81)が首相だった際、「国会議員の歳費や定数削減等に対する麻生太郎内閣総理大臣の見解に関する質問主意書」を提出している。その中に、次のような一文がある。

《現在国会議員一人当たり、月百三十万一千円の歳費が支給される。他に、月百万円の文書通信交通滞在費や六十五万円の立法事務費、年間約六百三十五万円の賞与やJR、航空券の無料クーポン券、更には公設秘書の給与を含めると、国会議員一人当たり、月約五百七十三万円、年約七千五百万円の経費がかかっている計算になると承知する》

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