大谷翔平の移籍先はどこか 専門家が挙げる「大本命」「対抗」「大穴」の球団名

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クローザーを放出!?

 打者の大谷にも、メッツは興味を持つ可能性が高いという。

「チーム1位の23本塁打を打っているピート・アロンソ(27)も、2位15本塁打のフランシスコ・リンドア(28)も、共に右打者です。左の大砲がいないため、打者大谷を必要とするチームだと言えます」(同・友成氏)

 大谷を獲得するためには、エンゼルスに選手を放出する必要があるが、これもメッツなら対応可能なようだ。

「何しろ大谷を放出するのです。マイナーで頭角を現しているピッチャーだけでなく、即戦力のクローザーと左の好打者を要求しても不思議ではありません。現在のメッツには、18セーブを記録しているエドウィン・ディアス(28)がいます。また昨年、11本塁打を放った左打者のドミニク・スミス(27)もいます。この2人ならエンゼルスも文句はないでしょう」(同・友成氏)

 メッツの首脳陣と大谷の間には“奇縁”がある。これも大谷のメッツ入りを後押しするかもしれない。

「メッツのビリー・エプラーGM(46)は、エンゼルズが大谷選手を獲得した時のGMなのです。ショーウォルター監督もボルチモア・オリオールズの監督だった2018年、大谷選手を『彼がこんなに早く落ち着いてプレーできているのは目を見張るばかりだ』、『走塁のうまさに非常に感心している。チームメートとの接し方にも』と絶賛しています」(前出の記者)

対抗と大穴は?

 ちなみにショーウォルター監督はデータ重視で知られる。かつては“管理野球”がメジャーリーガーに嫌われていた。

 現役選手を対象にした「最悪の監督は誰か?」というアンケート調査に、2005年はワースト1位に、06年はワースト2位に選ばれた。

 だが、快進撃を続けるメッツは選手と監督のコミュニケーションが円滑だと報じられており、嫌われていたのは過去の話のようだ。また、日本人の大谷にとっては“管理野球”は苦にならない可能性もある。

「対抗としてはシアトル・マリナーズ、大穴はテキサス・レンジャーズを挙げておきましょう。前者は中6日でのローテーションを組んだ経験を持っています。後者は若いピッチャーが多く、経験の少ない投手には中6日のローテーションは相性が良いからです」(同・友成氏)

註:最も高価値な「MLBチーム」 首位ヤンキースは年間売上582億円(フォーブス・2016年3月24日)

デイリー新潮編集部

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