大谷翔平の移籍先はどこか 専門家が挙げる「大本命」「対抗」「大穴」の球団名

スポーツ 野球

  • ブックマーク

Advertisement

大半の球団は関心なし!?

 エンゼルスが放出を決めたとしても、獲得できるチームは限られるという指摘は多い。

 大谷のために高額の年俸を用意し、なおかつエンゼルスに見返りの選手を出すとなると、資金が豊富なチームに限られてしまう──。

「そのため日米のスポーツメディアは、ニューヨーク・ヤンキース、ニューヨーク・メッツ、ロサンゼルス・ドジャースの3球団を候補として挙げています。いずれも人気球団であり、メジャーリーグでは屈指の“金持ち球団”として知られています」(同・記者)

 ところが、メジャーリーグ評論家の友成那智氏は、「大谷選手のトレードに関する報道に、今のところは強い不満を感じています」と言う。

「金持ち球団か否か、という視点だけでしか報じられていないからです。そもそもの大前提として、どれだけ大谷選手がメジャーリーグを代表するスターであっても、彼の獲得に全く興味を持たない球団も少なくありません。大多数の球団は、『打者か投手に専念してくれるのなら、大枚を叩いてでも欲しい』と考えているはずです」

ドジャース投手陣の実力

 大半の球団が「二刀流の大谷には興味がない」のは、投手の先発ローテーションに大きな影響が生じるからだ。

「メジャーリーグでは基本的に、5人の先発ピッチャーが中4日で登板するというローテーションです。ところが、投手としての大谷選手は中6日でしか投げられません。金持ち球団であればあるほど、中4日の先発陣を揃えています。そこに大谷投手が入ると混乱してしまうのです。資金力のある球団ほど、大谷投手は使いにくいという“逆説”が生じます」(同・友成氏)

 この観点から見て、友成氏は「ドジャースは候補から外すべきだ」と指摘する。ドジャースの先発ローテーションを勝ち星の順に見てみよう。

【1】先発16試合・11勝0敗:トニー・ゴンソリン(28)
【2】先発14試合・9勝1敗:タイラー・アンダーソン(32)
【3】先発17試合・7勝6敗:フリオ・ウリアス(25)
【4】先発12試合・6勝3敗:ウォーカー・ビューラー(27)
【5】先発11試合・6勝2敗:クレイトン・カーショー(34)

 5人柱が盤石の先発陣として機能していることがよく分かる。確かに、これだと大谷が入れる“余地”に乏しい。念のため、エンゼルスと比較してみよう。

次ページ:本命は、あのチーム!?

前へ 1 2 3 4 次へ

[2/4ページ]

メールアドレス

利用規約を必ず確認の上、登録ボタンを押してください。