辞任するジョンソン英首相と痴漢議員の関係 若い男性のお尻をギュで問題に

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ピンチャー議員と友人

 6月29日に再び問題を起こしたピンチャー議員。これでジョンソン首相の任命責任が問われることに。

 首相官邸の報道官は当初、「ジョンソン首相はピンチャー議員のセクハラ行動について認識してなかった」と説明した。ところがその後、3年前にセクハラの被害者から苦情が寄せられた際、ジョンソン首相も報告を受けていたことが明らかになった。すると、7月5日、ジョンソン首相は「ピンチャー議員を任命したのはミスだった」と謝罪したのだ。

「イギリスでは“偽証”は致命的です。これで閣僚や政府高官がジョンソン首相に愛想をつかし、次々と辞めて行ったのです。閣僚や高官が50人以上辞めるなんて、前代未聞のことです。ジョンソン首相は、EU離脱を実現させたことで評価されました。しかし彼の実績はそれだけ。コロナの最中に友人を集めてパーティー開いたり、セクハラ議員を要職に起用したりして、化けの皮が剥がれた感じでしたね」

 ジョンソン首相は、そんな問題のある人物をなぜ副幹事長に任命したのか。

「ジョンソン首相とピンチャー議員は元々仲がいいんですよ。友人の関係だそうです。ジョンソン首相は自分の周りを友達でかためるところがある。問題があっても親しいから起用したということです」

 批判された首相官邸での開いたパーティーも、自分の友人ばかり招いていたという。

「ジョンソン首相は、自分の誕生パーティーも首相官邸で開いていますが、そこには一般人の友人も招いているのです。国民から顰蹙を買うのも当然です。そもそも、政治家に向いてなかったのかもしれません」

デイリー新潮編集部

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