10億円コロナ給付金詐欺、黒幕は“六本木人脈”の中心人物 逮捕の谷口も「カモにされていた」

国内 社会

  • ブックマーク

 被害総額10億円は、同一グループによる持続化給付金詐欺の不正受給額として最大。当初、本件は、インドネシアに逃亡後、逮捕された谷口光弘容疑者(47)とその一家が引き起こしたかに見えた。だが、ここにきて、事件の鍵を握る別の男の存在が明らかに……。

 ***

 事件の概要は2020年5月から9月にかけて、谷口容疑者と元妻及び2人の子どもらが1780件の虚偽申請を行い、持続化給付金を不正受給したというものだ。

 社会部記者の話。

「ほとんどは個人事業主としての虚偽申請で、実際に給付金が下りたのは約960件です。...

つづきを読む