6代目山口組の司組長が自宅前に姿を現したワケ 神戸山口組の井上組長への銃撃事件に関するガサ入れで

国内 社会

  • ブックマーク

Advertisement

4代目の竹中組長の場合

「ガサ入れする警官を前に、ガウン姿の竹中組長がすごい勢いで怒鳴っていたり、クルマから降りた後にボディチェックを拒んでいたりというシーンが今もYouTubeで確認できますが、当代のトップが自宅前でカメラの前に姿を見せるというのは、その時以来ではないでしょうか。後に竹中組長は”武闘派であることを世間にアピールするため”などと語っていたことがあります。一和会との抗争が世間の最大の関心事でしたし、その必要性があったのでしょう。一方で、今回の司組長は警察に対しても”ご苦労さん”程度のスタンスのはず。”ゴルァ”などと竹中組長のように声を荒らげるのは今の時代ではウケないということは百も承知でしょう」(同)

 一連の家宅捜索は、6代目山口組ナンバー2の高山清司若頭(74)の自宅にも行われた。

「いずれも単なる嫌がらせのガサではないですね。司組長宅には兵庫県警からわざわざ50人態勢で出張して行ったのですから、税金の無駄遣い、嫌がらせと言われないだけの仕事はしていると思います。司組長の家の中を見たことがない捜査員も含まれているでしょうし、詰めている若い衆を把握するなど、様々な情報を取りに行ったはずです」(同)

 兵庫県警の研修の意味合いもあったと見るのはうがちすぎだろうか。

デイリー新潮編集部

前へ 1 2 次へ

[2/2ページ]

メールアドレス

利用規約を必ず確認の上、登録ボタンを押してください。