皇宮警察内にはびこる“凄絶パワハラ”の実態 ターゲットを辞職させると庁舎内で“祝杯”

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「皇族を罵倒」「庁舎で酒を飲んでボヤ騒ぎ」 皇宮警察の内部崩壊(下)

 前回、「『皇族を罵倒』『庁舎で酒を飲んでボヤ騒ぎ』 皇宮警察の内部崩壊(上)」では、皇宮警察の幹部らの間で、愛子さまやその他の皇族方に対しての聞くに堪えない悪口が常態化していることを報じた。しかし、不祥事はこれだけに留まらない――。

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「皇宮警察の前身は1886(明治19)年に当時の宮内省に設置された主殿寮皇宮警察署です。戦後GHQによって縮小再編され、1954年に新警察法制定に伴い、警察庁の付属機関としての皇宮警察本部となりました」

 そう解説するのは『皇宮警察』(河出書房新社)の著者で皇室ジャーナリストの久能靖氏である。

「そこで働く人は国家公務員で、定員は千人未満。毎年、辞めていった欠員の数に合わせて採用人数が決まります。例年、2千人ほど応募があり、30人から50人が採用される。男女比は6対1で男性が多く、大半が大卒です。筆記だけではなく、体力を見るテストもあります」

「皇室に敬意の念を抱いている人しかいない」

 狭き門であるその採用試験に応募してくるのは、

「皇室の方々をお側でお守りする側衛官を希望して入ってくる人がほとんどです。当たり前ですが、皇室に敬意の念を抱いている人しかいません」

 と、久能氏は続ける。

「採用されたら、皇宮警察学校で研修を受けなければなりません。普通の警察学校と違って華道や茶道を学ぶのは、外国の要人などを接待する皇室の方に側衛官として付いた時、外国人から話しかけられることがあり、日本の文化に精通している必要があるからです。また、研修では皇室についての広い知識、教養も学ぶことになります」

 皇宮警察本部は皇居の中の旧枢密院の建物にある。

「本部の組織は、皇室の方を近くでお守りする護衛部と、皇居などの警備にあたる警備部という大きな二つの部と、坂下、吹上、赤坂、京都の各護衛署や皇宮警察学校などから成り立っています」(同)

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