皇宮警察内にはびこる“凄絶パワハラ”の実態 ターゲットを辞職させると庁舎内で“祝杯”

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「お答えを差し控えさせていただきたい」

 皇宮警察本部にも取材を申し込んだところ、

「事実関係の有無を含めてお答えを差し控えさせていただきたい」

 と広報官が言うのみだった。

 皇族への悪口が横行していることについて、久能氏(前出)は、

「本当にあったとしたら大変な驚きです。本当だとしたら許し難いことです」

 とした上で、こう述べる。

「本当のことであってほしくないという気持ちですが、事実だとしたら、襟を正さないといけません。そういうことが次から次へと起こっているのだとしたら、一度、皇宮警察とは何なのか、どういう役目を担う組織なのかを考え直さなければならないでしょう」

 皇族への敬意を失った皇宮警察に存在意義を見いだすのは難しい。一部で浮上しているという、皇族の護衛や警備の「民間委託案」を本気で検討したほうがいいのではないか。

週刊新潮 2022年6月23日号掲載

特集「『天皇・皇后』警護の要が内部崩壊 皇族への『悪口』はびこる『皇宮警察』」より

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