泉ピン子、「橋田壽賀子さんの遺骨」騒動で墓穴 ウソをついていることが明らかに

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親族でもないのに

 実は図らずもこの際のコメントで、彼女のストーリーが虚偽であることが証明されているという。ピン子は次のようにも語っている。

〈遺骨は、火葬場で提供を受けた。火葬の際、特別に分けてもらった〉

 ところが、先の関係者によると、

「その場にいたから間違いありません。火葬場では、ひとまず壽賀子さんのお骨は熱海の自宅の仏壇に置くためのものと、愛媛県にある橋田家の菩提寺に入れるものとの二つに分けた。それ以外に遺骨はない。しかも熱海のものもその後、橋田家の墓に納骨されました」

 さらにこうも指摘する。

「ですから、ピン子さんが遺骨を持っていることはありえない。だいたい、親族でもない彼女が骨を分けてもらえることは絶対にない。百歩譲ってピン子さんが本当に遺骨を持っていたのならば、それは人目を盗んで勝手に持ち去ったことになります」

分骨も散骨も望んでいなかった

 そもそもピン子はこれまで周囲に、遺骨は「納骨の際に石屋からもらった」とうそぶいていたという。それがいつしか「火葬場でもらった」との弁に変遷しているのだから、摩訶不思議な話というしかない。

 さらに、

「壽賀子さんは分骨も散骨も望んではいませんでした。橋田家の菩提寺でご両親とともに静かに眠りたいと言っていたのです」

 この点、当のピン子に問うと、弁護士が代わって、

「遺骨は火葬場で受け取った」

 等々繰り返すのみ。

 いかに大女優といえど、いつまでもありもしない脚本で偽りの演技を続けることは許されまい。

週刊新潮 2022年6月30日号掲載

ワイド特集「“騒乱”の舞台裏」より

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