ロシア「お膳立て」取材ツアーに唯一参加した日本人ジャーナリストが見たものとは

国際

  • ブックマーク

ウクライナ侵攻前からロシア国営メディアで勤務

 6月中旬、ロシア国防省が主催するメディアツアーが行われた。行き先は、ウクライナ領内のロシア支配地域だ。親ロシア派が一方的に独立を宣言した“ルガンスク人民共和国”と“ドネツク人民共和国”に加え、メリトポリなど南部の町を巡るというツアー。そこに日本人として唯一参加したのが、侵攻前からロシアの国営メディアに勤めるジャーナリスト、徳山あすか氏だ。

 ***

 もちろん、ツアーの性格を考えれば、すべてはロシア側のプロパガンダに過ぎない、という見方も可能だろう。...

つづきを読む