泉ピン子、「橋田壽賀子の遺骨を海に」はウソだった? 関係者らは「何から何まで事実と違う」

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「なぜこんな出まかせばかり言うのか」

 ところが、である。橋田さんを知る関係者は、

「ピン子さんの話は何から何まで事実と違います。なぜこんな出まかせばかり言うのか。海への散骨自体、とんでもない」

 と驚きを隠せない。

「コロナ禍でしたし、壽賀子さんには身内もいませんから、30人前後が集まってのこぢんまりした密葬でした。しかし、熱海のご自宅での葬儀は祭壇にきちんとお花を飾り、お坊さんにお経をあげてもらっています。ピン子さんがお経をあげただなんてありえません。お棺にも飾りがあって、お顔が見られるように窓も開いていました。霊柩車も普通のバンだなんてとんでもなくて、豪華ではないけど普通の霊柩車で、そもそもピン子さん自身が、その霊柩車に乗ったのです」

 ごく一般的な葬儀だったというのである。さらに、

「ほかの人は6、7台のタクシーに分乗して火葬場に向かいましたが、火葬している数時間、タクシーを待たせていたので、タクシー代だってそれなりにかかっています。また、火葬場では30人前後がお昼ご飯も食べている。35万円で済むわけがありません」

「この条件で35万円はまず聞かない金額」

 このくらいの葬儀だと、費用はどのくらいかかるのだろうか。都内の葬儀会社に聞いてみた。

「地域差はあるにせよ、この条件で35万円は、業界にいる者として、まず聞かない金額です」

 と言って、説明する。

「30人分の食事を用意したわけですよね。葬儀の際の昼食は通常より割高で、1人3500~4千円くらいします。加えて飲み物代や配膳するスタッフのサービス料もかかるので、どんなに少なく見積もっても14万~15万円にはなるはずです。霊柩車は一番短い10キロ以内なら2万円強というところですが、ある程度の飾りがある棺は10万円以上しますし、ドライアイスの処置、骨壺、お花などの費用もそれぞれ1万円以上にはなり、タクシー代も加わります。そしてなによりも、お坊さんを呼んだのであればお布施が必要で、その相場はだいたい30万~50万円くらいですから、35万円というのは現実的な数字ではありません」

 ざっと数倍はかかったはずだというのである。

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