令和の噛みつき男・坂本勇人 20歳の頃の銀座クラブ伝説 巨人軍の紳士たちは元気ハツラツだった

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メークレジェンドの2008年

 巨人の坂本勇人内野手(33)が2018年2月、キャンプ地・宮崎のキャバクラ嬢に噛みつき、その件で慰謝料550万円を支払っていたことが「週刊新潮」で報じられた。坂本 に限らずキャンプ地で羽目を外すのは、常に「紳士」であることを求められ、プレッシャーを感じている選手らにとって、大事なリフレッシュの機会だったようだ。しかし、結果的にその行為は、高くつく格好となった。

 コロナ禍以降、すっかりこうした宴席もなくなったようだが、かつては紳士の仮面を外す場としては、銀座のクラブも重宝されていた。そして今回、「カムカム」癖が判明した坂本は、昔からこういう場が好きだったようだ。

 ここでご紹介するのはいささか古い話だが、まだコロナなんてものは存在せず、世の中もこうした「羽目外し」に寛容だった時期の紳士たちのエピソード。

 坂本はじめとする巨人のスター選手たちの、グラウンド外での元気ハツラツ意気軒高な横顔を、銀座の人々の証言をもとに覗いてみよう。

 時は2008年。原辰徳監督が率いていたこの年の巨人は、開幕5連敗を喫してスタートダッシュに失敗。一時、首位の阪神に13ゲーム差をつけられていた。しかし、北京五輪を挟んで阪神が失速する一方、巨人はその差を確実に詰め、ついに大逆転優勝を果たす。

銀座クラブ貸し切りの祝勝会

 1996年の11・5ゲーム差を跳ね除けての優勝が「メークドラマ」と呼ばれるのに対し、この年の巨人の優勝は「メークレジェンド」などと呼ばれている。開幕オーダーは以下の通りだった。

1(右):高橋由伸
2(遊):二岡智宏
3(三):小笠原道大
4(一):李承燁(イ・スンヨプ)
5(左):ラミレス
6(捕):阿部慎之助
7(中):谷佳知
8(二):坂本勇人
9(投):高橋尚成

 この年、選手会長を務めたのは、32歳と脂ののった二岡智宏だった。しかし、開幕戦でふくらはぎを痛めて二軍落ち。一軍復帰が予定されていた直前の7月、タレントの山本モナと「五反田のホテル」で逢瀬を過ごしたとされるスキャンダルが報じられ、一軍復帰は延期に。二岡が不在の間、遊撃手のレギュラーを奪取したのが20歳の坂本だった。

 さて、大逆転でリーグ優勝を飾った直後、銀座のクラブを貸し切っての祝勝会が開催された。

「この年を挟んで巨人は3連覇しており、確か3年連続で同じクラブで祝勝会があったと記憶しています」

 と、銀座のクラブ事情に詳しい関係者。

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