NHK、エース候補の「中川安奈アナ」はラテン系 サンデースポーツで見せた“凄い能力”とは

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 女子アナの世代交代が進みつつあるNHKにあって、注目したい1人がいる。この4月から日曜夜の看板スポーツ番組『サンデースポーツ』のメインキャスターに大抜擢された中川安奈アナだ。現在はフリーの有働由美子アナをはじめ、この番組をきっかけにブレイクした先輩たちは数知れず。中川アナは次世代エースとしての期待が高まっている。そんな彼女の経歴や人となり、魅力を紐解いてみよう。

 生年月日は1993年10月22日で現在28歳。東京都出身だが、父親の仕事の関係で3歳から4年間を北欧のフィンランドで、10歳からの4年間をプエルトリコで暮らしていたことがあるという帰国子女だ。日本語・英語・スペイン語の3カ国語を操るトリリンガルなのである(大学2年時にはアメリカのスタンフォード大学に短期留学したことも)。

 この海外生活は女性アナウンサーを志す原点ともなった。CNNのニュース番組を観ていたときに、女性キャスターが男性と対等の立場で物事を伝える姿に“カッコいいな”と思ったそうだ。ただ、このときはまだ漠然とした憧れで、本格的に意識したのは高3のときだった。

 11年3月に発生した東日本大震災の際、ボランティアとして被災地に足を運んだ彼女が現地で強く感じたのが、“メディアの力”だった。被災地の現状を広く伝えることで、国内のみならず海外からも多くの支援が集まったことを目の当たりにし、「これだけの影響力を持つメディアについて勉強したい」という気持ちが芽生えたという。

 その後、慶應義塾大学法学部政治学科に進学。ゼミでジャーナリズムについて本格的に学んだ。論文でヘイトスピーチをテーマにした際は新大久保に行って、その場にいる人たちに話を聞いたり、京都にある朝鮮学校に自らアポ取りして取材するなど、“生の声”を聞くことを心がけたという。

 一方、アナウンサーになるべく大学3年生のころからテレビ朝日が運営するアナウンススクール・テレビ朝日アスクを受講。オーディションに合格し、BS朝日『News Access』に学生キャスターとして出演を果たした。こうして着々とアナウンサーへの道に近づいていき、大学卒業後にNHKに入局。初任地の秋田放送局から広島放送局を経て、20年4月に東京アナウンス室へ異動となったのである。

地方時代の活躍

 秋田時代には平日夕方放送のローカルワイドニュース『ニュースこまち』やラジオ第一のローカルワイド『秋田駅前 喫茶こまち』などに出演。地域密着の情報を中継先からリポートしたり、秋田で頑張る外国人を特集する“安奈のWELCOME TO AKITA”というコーナーを担当していた。入局1年半後の17年10月下旬に東京に呼ばれると、休暇中の出演者の代理として『ニュース シブ5時』に出演し、都内各所からの中継リポートを任されている。18年6月18~22日にかけては東京のスタジオで『2018FIFAワールドカップ』の各試合とそのデイリーハイライトのMCを担当した実績もある。

 そして19年春の人事異動で広島放送局へ。主に『おはようひろしま』や『ラウンドちゅうごく』のキャスターを務めた。同年の8月下旬から9月上旬にかけては土日の『NHKニュースおはよう日本』で夏休み中の出演者の代わりにキャスターを任されたことも。

 広島時代は1年で終わり、20年度から東京アナウンス室に所属することとなる。以降の2年間では特番の司会進行を多数経験している点も見逃せないが、何といっても『あさイチ』のリポーターの印象が強い。日々の生活や健康などのテーマを取り上げて、メインキャスターの博多華丸・大吉や鈴木奈穂子アナとともに情報を発信する姿は、今ではもうお馴染み。過去数回、代理司会をこなしたこともある。

 20年12月からは『千鳥のスポーツ立志伝』(NHK BS1)でアシスタントを担当。すると去年行われた東京2020オリンピック・パラリンピックでは中継キャスターに、今年2・3月にも北京オリンピック・パラリンピックの中継キャスターに大抜擢された。つまり『サンデースポーツ』のメインキャスター就任は規定路線だったようだ。

 中川アナは一瞬しか画面に映らなくても、見る者の眼を留めてしまうほどの“美貌”が印象的だ。可愛らしさと美人さを併せ持つような、“清楚でお嬢さんっぽい”雰囲気でもある。それもそのはず、大学時代には“ミス慶應コンテスト2015”で審査員特別賞を受賞しているのである。

 とはいえルックスだけが彼女の魅力ではない。自身の長所を“ラテン系の天真爛漫さ”と語るような、底抜けに明るさがある。外見はおしとやかな雰囲気を漂わせているが、画面ではいつも明るくはつらつとした表情をしている。

 秘密はどうやら多感な時期を過ごしたプエルトリコ時代にあったようで、「ほとんど笑って人生を過ごすような陽気な人々に囲まれていた経験が大きく影響している」とか。反面クールな雰囲気を醸し出すことが苦手なようで、ニュース原稿を読んで解説するときの真顔と普段の笑顔の“ギャップ萌え”を視聴者は楽しむことも出来るのだ。

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