肝臓・胆道・膵臓の「難治がん」との賢い闘い方6 真にあきらめない治療とは?

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 実際に治ることが難しい難治がんの場合、治療のゴールが「上手にがんと共存する」になることもしばしばだ。しかし、そういったことが医師とのコミュニケーションの中でなかなか共有されず、絶望に打ちひしがれる患者も少なくない。他方、その心理につけ込み、“偽の希望”を吹聴するエセ医学の横行も国内ではなくならない。ふたりの医師の対談から考える、真にあきらめないがん治療とは?

大場:患者さんの立場で考えると、「治る」という明確なゴールを目指し、強く望むのはよくわかります。...

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