生稲晃子、連続赤字企業の社外取締役に 「プロの経営者でも再建は容易ではない」

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 昨年から上場企業すべてに義務付けられているのが「社外取締役」の設置である。社内的な利害にとらわれない人材が役員会に必要であることから制度化されたが、そんななか注目を浴びているのがタレントらの役員就任だ。

「不二家」には女優の酒井美紀(44)、不動産関連の「タスキ」と学習塾を運営する「リソー教育」はタレントのいとうまい子(57)。これらに続き、今年は元おニャン子クラブの生稲晃子(54)である。

 もっとも、彼女の場合、今年の参院選の自民党候補(東京選挙区)になったことのほうが先に話題となった。

「生稲さんに渡りをつけたのは、萩生田光一経産大臣ら自民党安倍派の重鎮たちです。元アイドルという知名度に加えて諮問機関『働き方改革実現会議』の民間議員や厚労省の『がん対策推進企業アクション』のアドバイザリーボードメンバーといった経歴を買われてのことでした」(政治部記者)

 その生稲に2本目の白羽の矢を立てたのが、美容室「TAYA」をチェーン展開する「田谷」だ。6月21日に予定されている株主総会で生稲は選ばれ、正式に社外取締役に就任するという。

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