「公選法はクソみたいな法律」 小川淳也が憤慨、昨年の衆院選では選挙ハガキを巡る騒動も

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 映画「なぜ君は総理大臣になれないのか」で一躍全国区となった立憲民主党の小川淳也衆院議員(51)。何事にもホンネで向き合うその政治姿勢は、常に賛否両論を巻き起こしてきた。今回は、昨秋の衆院選で物議をかもした選挙ハガキの事前送付について聞くと――。

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 4月25日、永田町の関係者たちが見守る中、奈良地裁では、日本維新の会の前川清成(きよしげ)衆院議員の初公判が開かれていた。

 政治部記者がいう。

「前川氏は、先の衆院選の公示日である10月19日より前に、自らへの投票を呼び掛ける選挙ハガキなどを有権者らに送付。これが公職選挙法の禁じる事前運動に当たるとみなされ、3月22日に奈良地検に在宅起訴されていたんです」

 起訴当日に大阪で記者会見を開いた前川氏は、

「どの陣営もやっている」

 と、猛反発。

 子供の言い訳にも聞こえる恨み節だが、確かに、際どい綱渡りをしていたのは同氏だけではない。

小川議員も選挙ハガキを公示日前に送付

 昨秋の衆院選で注目選挙区の一つに数えられた香川県第1区。ここでも、候補者の送ったハガキが物議を醸していた。

 地元記者が言う。

「香川1区で当選した立民の小川議員も、選挙ハガキを公示日前に送付していたんです」

 香川1区といえば、自民党の平井卓也・前デジタル担当相と小川氏が熾烈な戦いを繰り広げてきた激戦区。12年ぶりに小選挙区で勝利を収めた小川氏の大金星も、果たして違法な“事前運動”のなせる業だったのか。

 実は、この選挙ハガキにはカラクリがあるという。

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