「全ての指と性器を切り取り…」 ウクライナ「強制収容所」で行われる凄絶な拷問の実態

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赤痢がまん延

 5月2日、米国のカーペンター駐欧州安保協力機構(OSCE)大使は“ロシアが制圧を宣言したウクライナ南東部マリウポリの周辺に少なくとも4カ所の強制収容所を設置している”との見方を会見で示した。そこで行われている凄絶な拷問の実態とは――。

※この記事にはショッキングな描写が含まれています。

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 英BBCニュースは4月25日、マリウポリ郊外に設営された収容所に一時収監された人物の次のような証言を紹介している。

〈高齢者は、マットレスや毛布もなしに、廊下に寝ていたとOlenaは言う。何千人もの人々に対してトイレが一つ、シンクが一つしかなかった。赤痢がすぐに広がり始めた。「身体を洗って清潔にすることなど不可能で、臭いもものすごくひどかった」〉

 さらにBBCは4月29日にも収容所での拷問について報じており、ロシア軍による拷問で足の指を全て失った〈ニキータ〉さんのケースを紹介している。

〈ニキータさんの指の関節には最近できた傷がある。ロシア人たちがレンチで指の関節を締めつけ、皮膚が裂けるまで回したためにできたものだ〉

 ことあるごとにウクライナを「ナチス」呼ばわりしているプーチン大統領だが、現に行っているのは、ウクライナの市民たちを強制的に収容所に収容し、そこで選別したうえで、都合の悪い人間は殺害したり、拷問にかけたりするという、まさにナチスを想起させる行為なのだ。

「21本のバラ」

 さらにウクライナ軍が盗聴して公開した「ロシア兵と母親の会話」からも、拷問の凄絶さが伝わってくる。

息子「FSB(ロシア連邦保安庁)の職員が捕虜を拷問した。リトルローズって知ってる?」

母「いいえ」

息子「男性の体に21本のバラを生やすんだ。20本の指と男性器だよ」

 要は捕虜の両手両足の指、そして男性器を切除し、負傷した模様を「バラの花」に例えているのだ。

 このやり取りをツイッター上で紹介した人物は、こうした拷問は「確立された国家的に組織されたシステム」だと述べている。つまり個人や現場の判断ではなく、国家ぐるみの残虐行為だというのだ。

 5月11日発売の「週刊新潮」では、膠着(こうちゃく)した戦況にその可能性が高まるプーチンの「核使用」と併せて詳報する。

週刊新潮 2022年5月19日号掲載

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