村田諒太、もし引退なら「政界進出」のうわさも タレント転身は「あり得ない」と言われる理由とは
“日本ボクシング史上最大の興行規模”という触れ込みに恥じぬ闘いぶりだった。
世界的スターで現IBF世界ミドル級王者ゲンナジー・ゴロフキン(40)をさいたまスーパーアリーナに迎えての大一番。WBA同級スーパー王者村田諒太(36)はゴロフキンの連打を浴びた。だが、倒れない。必死に反撃を試みる。しかし9回、力尽き、遂に観衆の悲鳴とともに膝を屈した。プロ初のダウン。直後、陣営からタオルが飛んだのだった。
「正直、あのゴロフキンを相手にここまで善戦してくれるとは思わなかった。結果はTKO負けですが、評価はむしろ上がりました」
とボクシングライターが感嘆する。とはいえ、
「プロ入り以来、ゴロフキンと対戦することを目標に励んできた村田は、この一戦をボクシング人生の集大成と考えており、引退するとの観測も。実際のところ、ここで辞めるのが最高の幕の下ろし方。現役続行してくれたら嬉しいですけど、これ以上に美しい引き際は望めません」
[1/2ページ]