プーチン“2人の娘”は日本好き 8年前、次女「カタリーナ」が来日した本当の目的とは

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夏季五輪招致

「カタリーナは、これまでに何度か来日していますが、そのたびに公安部の外事1課はマークしていました。スターバックスでコーヒーを飲んだり、お台場(東京都港区)で洋服などを爆買いしたりしていましたね。彼女から20メートルほど離れたところには、屈強なボディーガードが何人もいましたね」

 この時彼女に取材しようとした日本人記者がいたという。

「関西空港から帰国する際、『あなたはプーチンの娘ですか』とロシア語で声をかけているのです。すぐにボディーガードに追い払われました」

 実は2014年に来日した際、カタリーナには、もう一つの目的があった。

「ロシアは2036年に、サンクトペテルブルクで夏季五輪の招致を検討しているのです。彼女は、五輪開催地に推薦してもらえるよう、日本の五輪関係者と面会。また、アクロバットロックンロールも五輪競技になるよう、働きかけていました」

 長女のマリアも、2018年4月に再来日している。週刊新潮(2018年4月26日号)のグラビアで報じている。

《ハイヤーから降り立ち、成田空港のターミナルへ歩を進めるその女性の面立ちは、強面で鳴る父親のDNAを存分に漂わせる。
 プーチン露大統領の長女、マリアさん(32)である。
 4月4日にお忍びで来日し、この日、16日に成田を発った。(中略)彼女は外交密使でも何でもない。滞在中はディズニーランドに足を運び、鬼怒川温泉で休息し、歌舞伎町の「ロボットレストラン」を訪れて、機械じかけのマネキンが披露する、派手なことで有名なショーを楽しんだ。お台場や渋谷、表参道の散策もした。宿泊先はほぼ連日、丸の内の高級ホテル。完全に「ただの」外国人観光客である。》

 ウクライナ侵攻で日本人はプーチンに激怒している。2人の娘は再び来日することはあるのだろうか。

勝丸円覚
1990年代半ばに警視庁に入庁。2000年代初めに公安に配属されてから公安・外事畑を歩む。数年間外国の日本大使館にも勤務した経験を持ち数年前に退職。現在はセキュリティコンサルタントとして国内外で活躍中。「元公安警察 勝丸事務所のHP」https://katsumaru-office.tokyo/

デイリー新潮編集部

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