悠仁さまの「筑附高」進学、最大の懸念はご学友づくり? お茶の水では“特別扱い”

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「利用しようとして近づいてくる人も…」

 象徴天皇制に詳しい名古屋大学大学院の河西秀哉准教授は、

「戦後の皇室は、国民の暮らしに近づいていきました。進学先についても、秋篠宮家のICUをはじめ、高円宮家の長女・承子さまが早稲田大、三女の守谷絢子さんは城西国際大と、必ずしも大学まで学習院一辺倒ではなく、さまざまな学校が選ばれるようになりました。世間が個人の自由を重んじる中で、皇族方ご本人の意思が反映されるようになったともいえ、それ自体は自然な流れだと思います」

 としながらもやはり、こう指摘するのだ。

「今回の悠仁さまの『筑附』ご進学については心配しています。まずはご学友。進学校ということで、悠仁さまとの交友より自分の受験に集中し、別の大学へ進学する生徒も多いでしょう。となると、卒業とともに交友関係も切れてしまうことはあり得ます。自身の悩みを相談したり、思いを代弁する役割を果たしてくれるような信頼に足るご学友がいらっしゃらないという事態にもなりかねません」

 さらには、

「悠仁さまを利用しようと近づいてくる人が出てこないとも限りません。もちろん学習院でもリスクはあったと思いますが、積み重ねられてきた経験もあった。ところが他校では、例えば卒業生が起業した際に“悠仁さまと同窓”と、宣伝文句に使われてしまったら対応を一から考える必要がある。あるいは皇族が通われているということで、結果的にその学校にお墨付きを与えてしまう可能性もあります。皇室が学校のブランディングに加担しているかのように映るのは、あまりよろしくありません」

 名門とて不安は尽きない。

週刊新潮 2022年3月3日号掲載

特集「『皇室』を振り回す『秋篠宮家』 『学習院』忌避で『悠仁さま』が学べない『ご自覚』」より

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