自民党青年局長が2度目のスピード離婚となるか 妻は社長令嬢…“政略結婚”破綻の裏側

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 7年ぶり2度目のスピード離婚となりそうなのは、「総理への登竜門」とされる自民党青年局長に就いた小倉將信(まさのぶ)衆院議員(40)だ。そのトラブルの詳細が週刊誌に報じられたのだが、裏の裏をめくると、ある上場企業の思惑が……。

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「離婚」の一報を報じたのは2月10日に発売された週刊文春だった。

 小倉氏は町田市などを地盤とする東京都第23区選出の4回生。日本銀行出身の政策通で、何人もの総理を輩出した党の青年局長に昨年10月就任し、次世代のホープとして注目を集めている。だが、私生活では8年前にテレビ朝日の島本真衣アナと結婚するも、わずか1年半後に離婚。当時、小倉氏の母との関係に悩んだ島本アナが家を出た、とされた。

 小倉氏が再婚したのは、昨年10月の衆院選の公示直前だった。今回の週刊文春の記事をかいつまんで説明すると、すでに二人は〈離婚寸前の危機に〉あり、その原因の一つがマザコンなのか、という文春の質問に対し、小倉氏は、

〈全く事実ではない。(中略)前回の離婚の原因もマザコンではない〉

 と否定。さらに小倉氏が選挙区の多摩市を出身地としているのは偽りだと妻側が主張し、だとすれば、公選法違反にあたるとの指摘にも強く反論している。

 では、記事内でも明らかにされていないこの「妻」とは一体何者なのか――。

「政治家の結婚相手を探していた」

東証1部上場企業の社長令嬢ですよ」

 と小倉氏の後援会関係者。

「滋賀県に本社があるフジテックというエレベーターなどの開発、据付などを行う企業で、内山高一(たかかず)社長の娘さんが小倉さんの奥さんなんです。創業70年以上のフジテックは昨年3月期の売上高が約1700億円で黒字続き。いまの内山社長は創業者の長男にあたります。娘さんはいま32歳で、かねてから政治家の結婚相手を探していたそうです」

 二人の出会いは一昨年末。

「知人の紹介で、お見合いのような形でした。どうやら、彼女のお母さんが政治好きで“娘を政治家の妻に”という思いがあったようです。出会って意気投合し、昨年5月に小倉さんがプロポーズしました。8月に結納、衆院選前の10月に入籍することになったのです」(同)

 晴れて“政略結婚”は成就したが、あっという間に破綻してしまう。

 小倉氏の知人が言う。

「昨年12月20日までは仲睦まじくLINEで連絡を取り合い、まもなく議員宿舎で同居する予定でした。そこへ12月21日、議員会館の事務所に弁護士名で封書が届いた。妻が離婚の決意を固めており、協議したい旨が書かれていたそうです」

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