新婚さんいらっしゃい! 新MC「井上咲楽」は第2の山瀬まみになれるか 短命だったアシスタントは渡辺美奈代

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機転と瞬発力

 文枝&山瀬の名コンビに何のトラブルもなく勇退してもらうためには、後継者を同じ事務所のタレントにすれば丸く収まる──朝日放送テレビは、そう判断したようだ。

「山瀬さんと井上さんのホリプロコンビに至っては、ついこの間までマネージャーさんも一緒だったはずです。同じ事務所の後輩に引き継ぐとなれば、事務所は全力でサポートしてくれるでしょう。仮に文枝さんや山瀬さんが降板を不満に思っていたとしても、後釜が後輩なら、そう文句は言えまい。そんな計算が働いたのではないでしょうか」(同・ディレクター)

 ちなみに、片平なぎさもホリプロだということも付け加えておこう。いずれにせよ、山瀬と言えば、「頭の回転が速い」、「礼儀正しく気配りが完璧」などと評価が高く、他番組でも「最強のアシスタント」と絶賛されてきた。

 後釜となる井上が──所属事務所が同じということで一層──山瀬と比較されることは避けられない。これは辛いところだろう。

「井上さんは政治に関心が高いことで知られ、昨年の衆院選特番ではフジテレビがコメンテーター的なポジションで起用しました。でも正直言って、あまりうまくはいきませんでした。『新婚さんいらっしゃい!』は素人相手ですから、ある意味、選挙特番よりも機転や瞬発力が求められます。視聴者に納得してもらえるアシスタントに成長するまでには、少し時間がかかるかもしれません」(同・ディレクター)

渡辺美奈代の降板

 実は「新婚さんいらっしゃい!」はスタート時、月亭可朝(1938~2018)がメインのMCを務め、アシスタントが桂文枝と江美早苗という陣容だった。

「ところが、可朝さんが参院選に出馬することになり番組を降板。そこで文枝さんをメインMCにして、梓みちよさんを2代目アシスタントにしたのです」(前出の記者)

 初代の江美早苗を除くと、最も就任期間が短かったアシスタントは1年2カ月の渡辺美奈代ということになる。

「短期降板の理由は、思い当たる節があります。秋元康さん(63)が美奈代さんのことを『一点の汚れもない正統派のアイドル』と形容したのは、知る人ぞ知るエピソードです。同じレコード会社だった国生さゆりさん(55)が『私と扱いが違った』と今でも怒っているほどで(笑)、『芸能界一、かわいい』と思っていたテレビ関係者は多かったのではないでしょうか」(同・記者)

「芸能界一、かわいい」のだから、出演依頼は多い。今では長男の矢島愛弥(24)と共演することも珍しくない。だが、同じ番組から再び声をかけられることが少ない──。

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