「空回りする」のネイティブな表現は? 在米医師が教える生きた英語

  • ブックマーク

Advertisement

 コロンビア大学医学部外科教授であり、ニューヨークのトップドクターとして知られる加藤友朗医師。『ネイティブを動かすプレミアム英会話50』(新潮社)の著者でもある加藤氏が日常で出会う“ネイティブ英語”を紹介。

 ***

 今回の表現はspin one’s wheels。wheelは車輪ですので、直訳では「自分の車輪を回す」ですが、実際の意味は「空回りする」になります。ぬかるみでタイヤが空回りしているイメージで、努力をしても同じ状況に停滞している様を表します。漫画の中で Dr. Edward が言っているのは「マサルは(頑張っているようだが)空回りになっていないか確かめたい」ということです。

 spin one’s wheelsの使い方の例は“Rather than actually reducing greenhouse gas emission, the government seems to be just spinning its wheels.”「実際に温室効果ガス排出を削減するのではなく、政府はただ空回りしているようだ」や、“It’s time to stop spinning your wheels on this job and move on to something new.”「君はそろそろこの仕事で空回りをするのはやめて他の新しい仕事にうつるタイミングだ」や、“I feel like I have been spinning my wheels for the last 5 years.”「この5年間ずっと空回りしてる気がする」などです。

 では練習問題です。(答えは下)

1.日本語に訳すと?
“You think I am spinning my wheels?  No, I’m making a real progress!”
2.spin one’s wheelsを使って英語で言うと?
「プロジェクトの予算を失ってから、我々のチームはただ空回りし続けている」

加藤友朗(かとうともあき)
コロンビア大学医学部外科教授。東京大学薬学部、大阪大学医学部を卒業後渡米。世界初の多臓器摘出体外腫瘍切除手術を成功させ、ニューヨークのトップドクターとして世界中から集まる患者の命を救う。『ネイティブを動かすプレミアム英会話50』(新潮社)が発売中。

週刊新潮 2021年11月11日号掲載