参院選「京都選挙区」 立民「福山前幹事長」が国民「前原代表代行」から”宣戦布告”され大ピンチ

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あの時の恨み

 別の地元政界関係者は、「前原氏には3年前の恨みがあるのでしょう」と分析する。

 3年前の参院選京都選挙区で、旧国民は現衆議院議員の斎藤アレックス氏を公認していた。しかし、当時幹事長だった福山氏が立民候補を擁立してきたため、斎藤氏が出馬を取り下げざるを得なくなった。前原氏が京都新聞で「(福山氏への)義理や借りは全くない」と言っているのはこのことである。あの時は、京都に限らず全国で、現職がいるところは候補者を一本化しようと国民が頼んだにもかわらず、福山氏は対抗馬を立ててきた。

「前原さんからすれば、先に喧嘩をふっかけてきたのはそっちだろうという思いなのです」(同前)

 3年前と比べいまは立場が逆転。あの頃はエダノンフィーバーで沸いていた立民だが、いまや支持率で維新を下回るようになり、見る影もなくなった。国民の方が支持率は低いものの、駆け引きでは優位に立てる状態になってしまったのだ。

「4年前、小池百合子都知事の『排除します』で野党が分裂した時の恨みもある。あの時、前原さんは戦犯として除け者にされちゃいましたからね」(前出・地元政界関係者)

 同じ釜を食った仲間同士が全面対決することになった京都選挙区。果たして、軍配はどちらに。

デイリー新潮編集部

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