加藤紘一の娘・加藤鮎子議員、運転手と秘書が相次いで退職のナゾ 公用車の私的利用疑惑も

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 政府が進めてきたマイナンバーカードの取得を自らが怠っていたことが明らかになった、加藤鮎子・国土交通政務官(42)。そんな加藤氏のスキャンダルはそれだけには留まらない。公用車の私的使用を巡り運転手とトラブルになったほか、秘書が異常なペース で退職しているのである。

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 鮎子議員の名にピンと来ない向きもいるだろうが、故・加藤紘一元幹事長の三女と言えば、イメージが湧くだろうか。父は総理間近と言われながらも「加藤の乱」で失脚した悲劇のプリンスだ。また、前夫は、育休不倫で話題になった宮崎謙介氏である。

 慶大卒業後、コンサル会社勤務や代議士秘書を経て父の地盤を継ぎ、山形3区で当選3回。先の総裁選では岸田総理の推薦人となり、政権発足に当たって国交政務官に処遇されたものの、年明けには、政府が進めてきたマイナンバーカード取得を自らが怠っていた――との失態が報じられた。

「実は近年、彼女の周囲にはトラブルが続出している。岸田総理にとって要注意対象ですよ」

 と声を潜めるのは、さる政府関係者である。

「直近で言えば、政務官になった直後、公用車の使い方を巡ってトラブルになり、その運転手がやめてしまうという事態になったんです」

公用車の私的使用

 加藤政務官は宮崎氏と離婚後、再婚し、2児をもうけた。長男は小学生、次男は保育園に通っている。

「政務官就任に伴い、鮎子さんには移動に使う公用車が割り当てられました。朝は彼女の東京での住まいである赤坂の議員宿舎から霞が関まで通うのですが、ついでにそこに次男を乗せ、永田町にある保育園まで送りに行ったことが何回かあったんです」

 これに運転手が異議を唱えたという。

「未就学児を車に乗せる場合にはチャイルドシートを設置しないといけませんが、それだって準備が必要です。何より公用車は、車自体はもちろん、人件費も含めて税金で賄われている。鮎子さんの使い方は私的な使用に当たり、モラルに反するのではないか、と。が、それらの点を彼女に言っても納得してもらえなかったそうです」

 失望した運転手は交代を申し出、結果、ひと月余りで去ってしまったというわけなのだ。

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