「バイキング」の後継番組MCは誰? 「今くら」は打ち切り テレビ「4月改編」最新情報

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 NetflixやAmazonプライムなど配信サービスの台頭で地上波テレビは冬の時代に突入しつつある。かつてない変化の中で4月の改編は“春”を迎えるための腐心の跡が見え隠れするのだ。

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「春の番組改編のポイントは制作費とギャラの抑制に尽きます。要するに、いかに金をかけずして視聴率をとるか、です」

 こう語るのはキー局のプロデューサーである。

 2021年を締め括ったNHKの紅白歌合戦は40%の大台に乗らず、史上最低の視聴率を記録した。

“みなさま”からの受信料で屋台骨を支え、潤沢な資金を誇るNHKでさえ、かつてほどの視聴率を維持することができなくなり、いわんや民放は凋落の一途。ならばとばかり、春の改編で浮上のきっかけをつかもうと必死なのだ。

くりぃむ上田の新番組がスタート

 11年連続で「個人視聴率3冠王」を獲得した日本テレビでも内情は盤石ではない、と日テレの中堅局員が解説する。

「視聴率ではテレ朝の猛追に遭っています。昨年の年間世帯視聴率でテレ朝はプライムタイムの首位となっている。あぐらをかいていられる状況では全くなく、テコ入れが必要です」

 その一つが水曜21時のバラエティ枠だ。

「いまはフットボールアワーの後藤輝基、チュートリアルの徳井義実、指原莉乃らがMCの『今夜くらべてみました』となっていますが、この時間はテレ朝で『相棒』が放送され、熾烈な視聴率争いが繰り広げられています。そのため、新たにくりぃむしちゅーの上田晋也のトークバラエティー『上田と女が吠える夜』が始まる予定です。新春でもスペシャルで放送され、日テレの他番組でもMCを務める上田さんの安定感は折り紙付き。上層部の信頼の厚さがうかがえます」(同)

 また、業界で注目されるのが深夜の新番組である。

 平日の23時から有働由美子司会の「news zero」が放送されている。その後の24時台の1時間で新しい番組が始まる予定だと、この中堅局員が続ける。

「月曜と火曜の深夜枠になります。一説には生放送ともいわれていまして、深夜の生番組になればかなり珍しい。往時の『トゥナイト』などが想起されますけど、どんな内容になるかはまだ検討中です。『news zero』が拡大する案、一社提供の情報バラエティなどの案が浮上しています」

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