「オトラクション」打ち切り、ライバル達に大きく水をあけられ……「霜降り明星」意外な不人気をプロが分析

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 TBSのバラエティ番組「オトラクション」(火曜19時)が3月末で打ち切りと報じられた。MCはミュージシャンの西川貴教(51)と“お笑い第7世代”の代表格・霜降り明星のせいや(29)と粗品(29)で、昨年4月にスタートしたばかりだった。

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 民放プロデューサーは言う。

「正直言って、まだやってたのか!と思いました。『オトラクション』は昨年9月以降、後番組の『バナナサンド』(火曜20時)と隔週で2時間スペシャルを交互に放送するようになり、10月19日を最後に放送されていませんでした。この日の視聴率は2・9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、世帯:以下同)と、低視聴率に苦しむ朝の情報番組『ラヴィット!』(TBS)が善戦しているのかと思えるほど。ゴールデンで2%台では目も当てられません」

 事実上、半年で打ち切り決定ということか。

「そもそもレギュラー化したことに無理がありました。まず20年8月29日の土曜午後(14:00~14:54)にパイロット版の第1弾を放送し、視聴率5・1%と悪くない数字を取った。ただし、この日の内容は“東大王VS体育会TV”だったので興味を持った視聴者がいたのかもしれません。21年2月23日には早くもゴールデンでのレギュラーを見据え、火曜19時からの2時間スペシャルでパイロット版の第2弾を放送したのですが、これが3・3%しか取れなかった。にもかかわらず、4月からのレギュラーを断行したわけですからね」

 その後は前述の通りである。

視聴者の声

「昨年12月12日の日曜午後(14:00~15:54)にイレギュラーのスペシャル番組が放送されたことはありましたが、ドラマ『日本沈没―希望のひと―』をはじめ同局の番組出演者がゲストの番宣番組でしたし、関東ローカルでの放送でした。それ以降、番組の公式ホームページは更新されていません」

 MCの西川は喋りが達者なことで知られるし、何より霜降りは18年のM-1グランプリの覇者であり、粗品は翌19年にR-1ぐらんぷりでも優勝した喋りのプロ。“お笑い第7世代”という括りを編み出し、グループの先頭を走っていたことでも知られる売れっ子だ。いくらでも挽回の余地はあったのではないか。

 だが、番組打ち切りを報じたネット記事のコメント欄には、かなり厳しい意見が書き込まれている。

《M-1グランプリで変に自信が付きすぎた気がします。明らかに上からな態度が目立ちました。天狗になっては可愛がられないし、応援したいとも思いません。まずは低姿勢な気持ちを大切にしてほしいです。》

《もはや「第7世代」という名の一発屋になりつつある。/売れたと思って調子に乗ったヤツは消えていくし、ネタも面白く貪欲に努力しているなら残る可能性がある。/弱肉強食だよ。》

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