「Nキャス」降板でビートたけしの黄昏 今度はテレ東「レべチな人、見つけた」が終了へ

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テレ東が追随?

「すでに『23時の密着テレビ「レベチな人、見つけた」』(テレビ東京・火曜・23:06)は打ち切りが決まったそうです」

「レベチな人」はたけしとTOKIOの国分太一が司会の番組だ。前身は同じく2人が出演した「たけしのニッポンのミカタ!」(金曜・22:00)だったが、2021年4月からテレ東の「ワールドビジネスサテライト(WBS)」が22時スタートに切り替わるのを機に、火曜日の23時枠に移動した。

「『WBS』は金曜だけはこれまで通り23時スタートですから、本来なら『ニッポンのミカタ』は動かなくてもよかったはずなのです。にもかかわらず、格落ちした枠で別番組としてスタートしました」

 テレ東の23時台でも、よく出演を続けたという声もある。

「たけしさんは結構、縁を大事にされる人で、テレ東の番組は制作会社イースト(E&W)と組んで仕事をしてきました。80年代の『OH!たけし』(TBS)や90年代の『北野ファンクラブ』(フジテレビ)など、たけしさんと長年組んできた制作会社ですから、阿吽の呼吸だと言われています。テレ東で12年続いた人気番組『たけしの誰でもピカソ』もそうでした。それと入れ替わるように始まった『ニッポンのミカタ』もイーストでしたが、番組終了で制作から外れました。いつもならたけしさんも降りてしまうところでしたが、国分を守るため、制作会社が代わっても続けたと言われています」

 それでも、打ち切るというのだろうか。

テレ東ばかりではない

「制作費がさらに少なくなった中で、視聴率も2~3%では打ち切りもやむを得ないでしょう」

 他はどうか。

「『奇跡体験!アンビリバボー』(フジテレビ・木曜・20:00)もイースト制作ですが、番組スタートが地上波最盛期の97年だったので、ギャラも下がっていないと思います。にもかかわらず、たけしさんはナビゲーターとしての出演で、スタジオのゲストたちとの絡みもないため、ようやく大なたが振るわれるかもしれません」

「ビートたけしのTVタックル」(テレビ朝日・日曜・12:00)も同様という。

「89年に『どーする?!TVタックル』として月曜21時台に関口宏さんとたけしさんの司会で始まった番組ですが、91年からは『ビートたけしのTVタックル』に。政治を題材にした討論バラエティ番組で、田嶋陽子さんや荻原博子さんといった論客を生み出しました。14年には23時台へ移動し、さらに16年からは日曜12時台に移ったものの、10時台の『サンデージャポン』(TBS)や『ワイドナショー』(フジ)に話題を奪われ、同時間帯の『アッコにおまかせ!』(TBS)にも数字で負けるという状態に陥っています。番組自体がかなり苦戦中です」

 さらに「世界まる見え!テレビ特捜部」(日本テレビ・月曜・20:00)まで――。

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