「バチェラー」出演者が制作現場の“ウラ側”を告発「私たちは異国で隔離され、“マインドコントロール”下に置かれていた」

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「お前の水着姿は水着じゃない」

 回を重ねるごとにオーディションは緊迫していったが、「社会勉強くらい」の軽い気持ちで参加していた松本さんは、待ち時間に椅子をくっつけて寝るくらい、終始リラックスして臨んでいたという。そんな素人っぽさと変わった肩書きが、監督らの目に止まったのだろう。松本さんは厳しい審査をくぐり抜け、見事合格。だが、当初は数カ月後に始まる予定だった収録は1年延期になってしまった。世界がコロナ禍になったからである。

 ようやくタイのプーケットで収録が始まったのは、今年4月のこと。旅行期間はどの段階で脱落するかによって変わるが、3週間から2カ月。これに現地入国後、10日間の隔離期間も加わる長いロケであった。

「まず現地に入ると、情報漏えいや参加者同士の探り合いなどを避けるため、スマホ、PC、電子ブックなどのデバイスは、スタッフたちに強制的に預けさせられます。もともと聞いていたし、番組の性質上、仕方ないことなのは分かります。でも、実際、いきなりスマホを取り上げられて、異国のホテルに10日間も缶詰めにされたらどうなるか、想像してみてください。収録が始まる前から、すでにストレスフルな状態となっていました」

 松本さんは渡航前から、制作側に対する不信感を持っていた。1年もの間、定期的に打ち合わせをする度に「体型の状況」について聞かれ、「痩せたほうがいい」と言われ続けてきたからだ。スタッフから笑顔で「お前の水着姿は水着じゃない」とも言われたこともあったという。

「本番では水着になるシーンが多い。容姿が綺麗な女性を並べたいという番組側の意図も分からないではないのですが、彼らの言動はルッキズムにもつながるし人権的に問題だと考えていました」

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