54歳「三浦知良」は何処へ J3下位チーム、JFLなら「茨の道」という声が上がるワケ

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果たして結末は?

 今年、関東リーグ1部で優勝し、入替戦を制して初のJFL昇格を果たしたクリアソン新宿(ホームタウンは新宿区)は、パートナーやスポンサーが大小合わせて33社(個人を含む)もあり、ある会社は年間1000万円のスポンサー料を払っていると聞いた。こちらも将来のJリーグ入りを目指している、東京都リーグ1部の渋谷シティFC(ホームタウンは渋谷区)のパートナーとスポンサーは160社を超えたそうだ。両チームともホームタウン内にIT関連の大企業があり、若手経営者がサッカーに理解を示しているという。

 こうなると、地方のJ3リーグのチームとの資金格差は広がる一方かもしれない。それでもカズは、年俸によりチームを選択することはないだろう。純粋に選手としての価値を認めてくれるかどうか。再び新たな冒険にチャレンジする“キング”の動向に注目したい。

六川亨(ろくかわ・とおる)
1957年、東京都生まれ。法政大学卒。「サッカーダイジェスト」の記者・編集長としてW杯、EURO、南米選手権などを取材。その後「CALCIO2002」、「プレミアシップマガジン」、「サッカーズ」の編集長を歴任。現在はフリーランスとして、Jリーグや日本代表をはじめ、W杯やユーロ、コパ・アメリカなど精力的に取材活動を行っている。

デイリー新潮編集部

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