「菅前首相」が暴露本出版の日テレ記者に激怒 「喋ってしまった菅さんが悪い」の声

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“本を出します”とだけ伝えて

 菅氏は出版にどんな反応を示したのだろうか。

「そもそも出版の事実をギリギリまで知らされず、激怒して記者を出禁にしたという話が出回りました。正確に言うと、記者は“本を出します”とだけ伝えて内容は明かさなかったようです。12月から柳沢氏は政治部から『news zero』に異動したようですが、〈あとがき〉には担当の上司や常務の名が記されているように社としてゴーサインを出して進めたものでしょうから、懲戒処分ではないでしょう」

 記者Cによると、

「同じ日テレの記者は『やりづらいよねぇ』とボヤいていました。本を書いてよいと菅さんから承諾を得ていたとはいえ、サシオフ(1対1のオフレコ話)を暴露しており、取材先からは、“お前のところは話すと報じられたり後で書かれたりするから話さない”と言われたそうです。そういう反応は予想されたことですが、日テレの記者たちは難局がしばらく続くかもしれませんね」

 一般に記者は書いてナンボでしょ? というのが通り相場だろうが、権力者に食い込みさらに情報を得るには、「知っていても報じない」というのが番記者たちの掟でもある。

報じるのが仕事なのだから

「そこまで取材対象に食い込んだことがないので参考にならないかもしれませんが、自分が柳沢記者の立場だったら掟破りをするのか否かというのはちょっと考えましたね。結論は出ませんでしたが……」(記者C)

 最後に、自民党の閣僚経験者はこう言う。

「本を読むと菅さんがこの記者のことを頼りにしていたのがわかりますね。信頼していたことも伝わってくる。ただ、記者というのは報じるのが仕事なのだから、仮に菅さんが出版を不満に感じているとしても、喋ってしまった菅さんが悪いと思いますよ。みんな言わないだけで、そう思っている人の方が圧倒的に多いでしょう」

デイリー新潮編集部

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