長澤まさみとW主演……JRAのCMに大抜擢された「見上愛」って誰?

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 12月13日、日本中央競馬会(JRA)は2022年の年間プロモーションを発表した。キャッチコピーは“HERO IS COMING.”で楽曲には安室奈美恵の「Hero」を使用するという。プロモーションキャラクターは長澤まさみ(34)、そして見上愛(21)……見上の顔が浮かばないという方は少なくないだろう。それだけに業界でも驚きの声が上がっているという。

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 JRAのCMは、88年の小林薫を皮切りに、高倉健、緒形拳と松嶋菜々子、キムタク(木村拓哉)、明石家さんま、中居正広、織田裕二……常に大物を起用することで知られ、テレビ業界も注目している。民放プロデューサーは言う。

「出稿量、期間、契約料もソフトバンクと双璧、両横綱と言っていいでしょう。広告業界も最も注視しているCMのひとつです。ですから、若手女優の女王とも言える長澤の起用に異論を唱える者はいないでしょう。ところが『見上愛』と発表されて、代理店や芸能プロダクションの関係者はびっくりしていると思いますね」

 彼女はワタナベエンターテインメント所属で、太い眉とアンニュイな表情が印象的な2000年生まれの21歳だ。大ヒットしたドラマ『恋はつづくよどこまでも』(TBS)にもレギュラー出演していた。

「19年に『ボイス 110緊急指令室』(日本テレビ)でデビューし、『MIU404』(TBS) にも出演したそうですが、どちらもレギュラーではありませんでした。『恋つづ』もそれほど大きな役ではありませんでしたし、まだ代表作といえる作品はありません。なにせデビューして2年ほどしかたっていませんからね。むしろ、JR東日本『行くぜ、東北。』やリクルートSUUMO『引越し見積もり』、サントリーの抹茶ラテといったCMで印象に残っている人のほうが多いかもしれません」

初代は馬主の小林薫

 見上はなぜ、JRAのCMに起用されたのだろう。

「正直言ってわからないので、みんな戸惑っているんです。JRAのCMに若手女優が起用されるようになったのは10年ほど前から。08年から10年にかけて蒼井優が起用されましたが、この時は佐藤浩市、大泉洋、小池徹平らと4人で出演していました。11年の吉高由里子は桐谷健太と佐藤健と3人、15年と16年の有村架純も瑛太(現・永山瑛太)と笑福亭鶴瓶の3人でした。現在のCMは、高畑充希、土屋太鳳、葵わかな、松坂桃李、柳楽優弥、中川大志の6人編成ですからね。若い女性とはいえ、それぞれ知名度もあって起用されてきました」

 彼女たちに比べると、見上はそれほどでもないと言うことか。これまでJRAはどういう人選をしてきたのだろう。

「初代(88~89年)の小林薫は、馬主で競馬好きということもあって起用されたのでしょう。CMも競馬ファンに向けて語りかけるようなCMでした。競馬人口が減ってきているということもあったのでしょうが、ちょうどその頃から“オヤジギャル”と呼ばれる女性が競馬場へも足を運ぶようになり、JRAも彼女たちを意識し始めた。ギャンブルからの脱却をはかり始めたんです」

 90~91年は柳葉敏郎と賀来千香子のカップルが競馬を観戦する内容だった。

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