朝ドラ受け「鈴木奈穂子アナ」号泣で“神回”に……涙はNGといわれた時代が終わったワケ

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 11月25日放送の「あさイチ」(NHK)がトレンド入りした。いつものように朝ドラ「カムカムエヴリバディ」受けで番組はスタートしたのだが、画面に映ったのは鈴木奈穂子アナ(39)の号泣だったのだ。かつてアナウンサーは番組で泣くべきではないといわれていたが、この日の「あさイチ」は“神回”と呼ばれている。

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 この日の「カムカム」は、ヒロイン(上白石萌音)の父・金太(甲本雅裕)が、復員した息子(濱田岳)とようやく再会する。勘当したものの、いかに心配していたか、無事に帰ってきた喜びを切々と訴えた。だが、なんだか濱田のセリフがかみ合わない。家族の団欒シーンまである。

 そこへ「金太が亡くなっているという報せが入ったのは、その翌朝のことでした」とのナレーションで番組は終了した。

 これを見ていた鈴木アナ、冒頭から口元を押さえて上を向き、涙は流すまいと必死に堪えていた。しかし、涙声で「ダメだ、もう……」の言葉と共に涙腺は崩壊、号泣を始めたのだ。

 普段とは全く違う雰囲気に気づいた博多華丸・大吉が、フォローに努める。

大吉:イチかバチか、ニュースセンターに振ってみましょうか……まだいない?

華丸:これ、まぼろしってやつでしょ?

――と、ゲストのIKKOに振る。

IKKO:まぼろしぃ~!

 湿っぽかったスタジオの雰囲気は一気に明るくなり、Twitterでは「カムカムエヴリバディ」「IKKOさん」「あさイチ」などの関連ワードがトレンド入り。「カムカム」のみならず「あさイチ」も“神回”と呼ばれる高評価だった。

SNSでも絶賛の声

《朝ドラ受けのあさイチトリオの反応含め、オレも今週は毎日アサ泣き 特に昨日の鈴木アナには更に貰い泣き》

《俺ももらい泣きしたわ。鈴木アナ、いい人だよ。好きになったわ。》

《これタイムリーに観てたけど鈴木アナの涙は間違いなく心からの感情で流れたものなので賛同です》

 鈴木アナの好感度も上がっているようだ。民放ディレクターが言う。

「昔からテレビ業界では、『アナウンサーは涙を見せてはいけない』という教えがあります。理由は『ニュースが伝わらない』からで、研修でも教えられています。視聴者に正確にわかりやすく伝えるには、泣いていてはダメだと。ですからアナウンサーの間では、放送中に泣くことはプロ失格、恥ずべきことという意識が強いんです。鈴木アナも必死に涙を出すまいとしたのは、そのためだと思います。SNSにも《プロとして失格》、《涙に引いた》という声もありましたが、最近は、アナウンサーの涙はNGという風潮は弱まっているようです」

 なぜNGではなくなってきたのだろう。

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