1914年、サラエボで起こったテロ事件から、第1次世界大戦は勃発したとされる。4年にわたる戦いでは、数十もの国が関与し、約1600万人が命を落とした。凄惨な戦争だった。
だが戦争終結から100年以上が経った今でも、なぜ戦争が起こり、ここまでの規模になったかは、定説をみない。実は、当事者自身が戦争の目的を理解していなかった可能性もある。
ある研究者は、大戦に関わった人々を「夢遊病者」と呼ぶ。「彼らは用心深かったが何も見ようとせず、夢に取り憑かれて」いたというのだ(クリストファー・クラーク『夢遊病者たち』)。...
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小林よしのり氏の『コロナ論』が大ヒットしています。私も同氏と「週刊ポスト」でコロナについて対談したのですが、「コロナは大したことがない」「『羽鳥慎一モーニングショー』をはじめとしたテレビ番組が過度に恐怖を煽った」という点で意見の一致を見ました。
小林氏は、インフルエンザの罹患者と死者の方が新型コロナより圧倒的に多いことを理由に、「経済を回せ」「自粛不要」と訴え続けました。実際ご本人を目の前にして私も共感するところが多かった。
後からどう言われてもかまいませんが、本稿を書いている9月8日現在、「2020年の日本におけるコロナ騒動、とんでもないバカ騒ぎだったんじゃね?」と感じております。...
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