流行語大賞候補 お笑い関連ゼロで業界に衝撃 背景に“一発屋”で終わる恐怖か

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 11月4日、「2021ユーキャン新語・流行語大賞」のノミネートが発表された。全部で30の言葉が選ばれたが、SNSを中心に異論が続出している。

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 まずはノミネートされた言葉の一部をご紹介しよう。目についたのは新型コロナに関連する単語だろう。「変異株」、「副反応」、「路上飲み」などが選ばれた。

 東京オリンピックはスケートボードにまつわる言葉が目立った。「ゴン攻め/ビッタビタ」、「13歳、真夏の大冒険」という具合だ。

 エンタメではNetflixで配信された韓国ドラマの「イカゲーム」、Adoのメジャーデビュー曲「うっせぇわ」、人気ゲームの「ウマ娘」などがノミネートされた。

 ところが、SNSでは「発表された30単語のうち、半分も分からない」という指摘が相次いでいるのだ。担当記者が言う。

「Twitterでは『知らない言葉ばかりで焦ります』や、『狭い範囲での流行語なのかよ』と困惑する投稿が目立ちました。デーブ・スペクターさんは『流行語大賞そのものが流行ってない』と皮肉をツイートしています」

 新語と流行語は別、と擁護する意見もある。だが、いくら新語でも、首を傾げる言葉が散見されるのは間違いない。

 例えば、暗号資産の一種で「非代替性トークン」を意味する「NFT」がノミネートされている。暗号資産=仮想通貨の基本技術である「ブロックチェーン」でさえも知らない人が少なくないことを考えると、疑問視されても仕方がない。

お笑いと流行語の関係

 他にも、女性の健康問題を科学技術で解決しようとする「フェムテック」や、イタリア・ローマの名物スイーツの「マリトッツォ」といった言葉も選ばれた。老若男女の誰もが知っている新語というわけではないだろう。

「SNSに投稿された異論を精査してみると、大きく分けて2つの疑問点が投稿されています。1つは小室圭さん(30)と眞子さん(30)が結婚したにもかかわらず、関連語が全くノミネートされなかったことです。2点目はお笑い芸人の一発ギャグ=フレーズネタが選ばれなかったことです」(同・記者)

 小室夫妻の問題は「皇室に忖度したのか」、「ロイヤルパワーで言論封殺か」と議論が盛んだが、この稿では割愛する。

 これまで新語・流行語大賞に、お笑い界は多大な“貢献”を果たしてきた。過去の「年間大賞」を振り返れば一目瞭然だ。

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