流行語大賞候補 お笑い関連ゼロで業界に衝撃 背景に“一発屋”で終わる恐怖か

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フレーズネタの苦労

 今は「M-1グランプリ」や「R-1グランプリ」、「キングオブコント」といったコンテスト番組に出場し、結果を残すことが、新人芸人にとって売れっ子になる近道だ。これもフレーズネタが下火になった原因だという。

「コンテストに勝つためには、できるだけ舞台に立ち、漫才やコントを何度も演じ、練りに練るしかありません。フレーズネタを作る作業とは全く異なるアプローチです。おまけにフレーズネタに力を注いでも、なかなか当たりません。作るのが難しいのです。当たらなければネタ見せ番組にも出演させてもらえません。効率が悪いということも言えるでしょう」(前出のスタッフ)

 とはいえ、極めて競争の激しい世界だ。ライバルが少なければ、そこに活路を見出す芸人が出てもおかしくない。

「りんたろー。さんも、『またそういう人が出てくるかも』と予想しています。フレーズネタが下火になっていくのか、一過性のもので来年度は再びノミネートされるのか、関係者は今から注目しています」(同・スタッフ)

デイリー新潮取材班

2021年11月14日掲載

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