ベトナムに勝利でも日本代表の戦いぶりには失望…森保采配のあまりに多すぎる問題点

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ベンチワークにも不安

 そしてベトナムは最終予選でPKからの失点も多かった。DAZNでベトナム戦を解説した松井大輔氏はベトナムでプレーした経験から、ペナルティエリア内に限らず反則が多いと指摘していた。

 ところが日本はペナルティエリア内で勝負する回数も少ないため、PKを獲得することができなかった。

 対戦相手のスカウティングがどこまで選手に伝わっているのか疑問に思ったのは私だけだろうか。

 最後に試合中の日本ベンチを映した映像では、試合を見つめる森保監督の隣でコーチはジャージのポケットに両手を入れ、カメラが抜いている間は下を向いたままだった。

 何か次の策を思案していたのかもしれないが、ベンチワークに不安を感じたベトナム戦でもあった。

六川亨(ろくかわ・とおる)
1957年、東京都生まれ。法政大学卒。「サッカーダイジェスト」の記者・編集長としてW杯、EURO、南米選手権などを取材。その後「CALCIO2002」、「プレミアシップマガジン」、「サッカーズ」の編集長を歴任。現在はフリーランスとして、Jリーグや日本代表をはじめ、W杯やユーロ、コパ・アメリカなど精力的に取材活動を行っている。

デイリー新潮取材班編集

2021年11月13日掲載

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