BIG BOSS「新庄」誕生でテレビ業界にもブーム到来 ノムさんを超えるか?

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新庄ならウェルカム?

「新庄版の“熱盛”が作られるかもしれません。バラエティ番組も、キャンプにお邪魔したり、試合前に密着したり、番組出演者とのカラミを期待しているようです。パッと思いつくだけでも、『ニンゲン観察バラエティ モニタリング』(TBS)なら彼にドッキリを仕掛けたり、『ウラ撮れちゃいました』(テレ朝)が日ハム球団のウラ側を紹介するとか、クイズ番組の回答者になってもらうとか、番組の内容に合わせた様々な企画が生まれそうです」

 現役の監督がここまで取り上げられることはまずない。

「彼の発言やパフォーマンスはエンターテイナーとして優れていますし、人を喜ばせようとする感覚はタレント向きですからね。なにより、彼ならテレビ局のオファーにもウェルカム、シーズン中でも出演の許可が下りそうな期待感が持てるからです」

 会見でも「試合中にインスタライブをやりたい」とか言ってたからなあ。とはいえ、そこまで監督が目立っていいものだろうか。

テレビ業界が望む日ハム優勝

「バラエティ的な人気では、野村克也さんの前例があります。ノムさんは喋りが面白く、タヌキ親父的なキャラもテレビ視聴者にハマりました。バラエティの対応も上手く、笑いのツボ、コツも心得ていたようで、野村語録、ボヤキ、マスコミ対応など、パフォーマンスはエンターテインメントとして十分成立していました」

 野村監督には名将としての裏付けもあった。新庄の場合はどうなるのだろう。

「成績によっては世間の受け止め方も変わってくるでしょうね。成績がついてこなかったら、“パフォーマンスだけの迷監督”、“勝ってから言え”、“この成績でやることか”などと言うアンチが増えるかもしれません。情報ワイド番組の場合、それもまたオイシイと思うでしょう。勝ってもらったほうが盛り上がるので、できれば優勝を……」

 まだ今年の日本シリーズが始まってもいないのに、来年の話である。日ハムが新庄を起用した効果は絶大だ。

デイリー新潮取材班

2021年11月6日掲載

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