野村監督は新庄剛志になぜ投手をやらせたのか 「悔しいくらいかわいい」と言わせた師弟関係

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 野村は2020年2月、虚血性心不全のため84歳で死去した。日刊スポーツが2月12日に掲載した「野村克也さん急死 新庄剛志氏がインスタで追悼 そっちに行ったら叩き起こす」から引用する。

《訃報を受け、自身のインスタグラムで追悼コメントを発信した。「宇宙人の名付け親」を冒頭に、敬遠球をサヨナラ打したこともある新庄氏は「選手に自由に野球をやりなさいって指導したのはお前だけや」などと当時のやりとりを紹介。さらに「お前は何番だったら野球を真剣にやってくれるんだ? そりゃ4番ですよ~次の日から僕を4番に起用し、その年プロ野球人生最高の成績をあげメジャーに行けた」とユニークに綴った》

 この記事には引用されていないが、新庄は野村から「お前は悔しいくらい可愛いな」と言われたことも明かしている。

 日ハムの新監督就任が発表された時も、新庄は10月29日、Instagramで野村に報告した。

《野村克也監督へ こんな僕が監督になれた事を改めて報告してきました。大きな空から僕の采配、選手教育を見届けて下さい》

註1:週刊大衆臨時増刊・2004年5月30日号「凱旋ヒーロー新庄剛志」

註2:NHK・2000年12月11日「新庄選手 メッツへ 野村阪神監督 残念だが仕方ない」

註3:週刊大衆・2018年10月15日・22日合併号「新庄剛志天才インタビュー」

デイリー新潮取材班

2021年11月5日掲載

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