大竹も野上も引退…巨人へFA移籍の全28選手を検証 最も酷かった野手と投手は?

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 巨人がリーグ優勝を逃し、ファンからは「補強にも問題があったのではないか」との批判が噴出している。そんな中、FAで巨人に移籍した大竹寛(38)と野上亮磨(34)の両投手の現役引退が発表された。

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 報知新聞(電子版)は10月22日、「【巨人】大竹寛、現役引退 38歳チーム最年長投手…19年侍ジャパンでも世界一に貢献『陰のMVP』」の記事を配信した。担当記者が言う。

「大竹さんは浦和学院高のエースでした。2001年度のドラフトで広島から1位指名で入団。02年は故障で1軍登板はありませんでしたが、03年から13年までの11年間で74勝78敗17セーブ1ホールド、平均防御率3・84という成績を残しました。13年のオフにFA宣言を行って巨人に入団。推定総額5億円の3年契約を結びました」

 巨人での記録は28勝23敗25ホールドで防御率3・88だった。

「ケガに泣かされたこともあり、先発投手としては期待に応えられないシーズンもありました。18年のオフは年俸50%ダウンの屈辱も味わいました。しかし中継ぎに転向して復活を果たします。19年のセ・リーグ優勝に大きく貢献。この年は第2回WBSCプレミア12の日本代表にも選出され、ベテランらしくブルペンをリーダーシップでまとめ上げました。3試合に登板し2イニングを投げて防御率は0・00。陰のMVPと絶賛されました」(同・記者)

 大竹は22日、神奈川県川崎市のジャイアンツ球場で挨拶。「素晴らしい方に囲まれて野球ができたことを誇りに思います」と胸を張った。

 Twitterでも《人として素晴らしい選手でした》、《あのシュートボールが見れなくなるなんて》、《肩を壊してからは、変化球を駆使して駆け引きを行うクレバーな投手に変身した》との惜しむ声が多数を占めた。

左アキレス腱の断裂

 日刊スポーツ(電子版)は26日、「巨人野上亮磨が現役引退を正式発表 ツイッターなどに引退惜しむファンの声」の記事を配信した。

「野上投手は神村学園のエースで、2005年には春のセンバツに出場。準優勝に輝きました。ところがドラフト会議では指名を得られず、日産自動車に入社しました。社会人野球でも活躍を続け、08年度のドラフトでは西武から2巡目で指名を受けました」

 西武時代は通算53勝56敗2セーブ7ホールドだった。2017年のオフにはFAを宣言し、巨人へ3年契約・推定総額4億5000万円で移籍した。

 だが、18年のシーズンは4勝4敗1ホールドと期待を裏切る数字に終わった。19年はシーズン終盤に左アキレス腱を断裂して手術を受け、1勝2敗1セーブ3ホールドという成績だった。

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