潜在能力は金子恵美以上……政界引退の「山尾志桜里」をテレビ局が絶対使いたい思惑

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豊田真由子の可能性

「元政治家コメンテーターとして起用できないか注目されています。現在この枠は、元自民党の金子恵美(43)一強と言っていいでしょう。杉村太蔵(42)もいるにはいますが、1期しか務めていませんし、“薄口評論家”といわれるだけに内容は薄いですからね。やはりテレビとしては女性がほしい」

 金子氏は飽きられたのだろうか。

「飽きられたわけではありません。政治や社会問題を語れる元政治家のコメンテーターは他にいませんから」

 最近は「このハゲーーーーーーーー!」の元自民党衆議院議員・豊田真由子氏(47)を公衆衛生や政治行政の専門家として起用する番組もあった。

「彼女も東大法学部卒業の才女で、しかも山尾さんとは同年入学です。それだけに、仰ることは冷静で正確です。しかし、視聴者が彼女に求めるのは、残念ながらそこではないんですよ。『このハゲーーー!』までは求めないものの、もう少し“熱”や“毒”があれば、金子さんを脅かす存在にもなれたと思います。もちろん、ご本人は世間のイメージを払拭したいと思っているでしょうから、そうしたポジションは求めていないのでしょう」

 山尾氏なら、金子氏のライバルになり得ると?

炎上上等

「十分なり得ます。東大卒で元検察官、そして元政治家という経歴は、金子さん以上です。しかも政治家として、当選2回の金子さんよりも長い3期務めていますからね。金子さんだって“不倫政治家の妻”“ダメ夫の妻”といったマイナスのイメージから出発し、それを逆手にとって人気者になっています。山尾さんもそれが可能と見るテレビマンは少なくありません」

 とはいえ、山尾氏の場合は自身が元凶の不倫疑惑は未だに尾を引いている。彼女を起用すれば、テレビ局にだって苦情だってくるかもしれない。

「彼女を起用しようとする番組なら、一定数の苦情、炎上は気にしないでしょう。程度にもよりますが、炎上狙いの番組だってあるはずです。コメンテーターとしては政治や社会問題を切ってもらうのが狙いです」

 炎上あり、で番組は作られる。

「情報系ワイドショーは、炎上タイプのコメンテーターが一人くらいいたほうが話題にもなり、注目度もアップしますからね。橋下徹や東国原英夫をはじめ、『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日)の玉川徹や長嶋一茂、『めざまし8』(フジテレビ)の古市憲寿や三浦瑠麗、『ゴゴスマ~GOGO!Smile!~』(TBS/CBC)の古舘伊知郎、『サンデーモーニング』(TBS)の張本勲など、炎上込みのコメントが期待されます。山尾さんなら、自身の発言をきっかけにスタジオが激論になったり、ネットニュースになってアンチが騒ぎ出すようなヒール役ができるでしょう。今は問題児のイメージが強いですが、ヒールを上手く演じれば、テレビの世界で成功する可能性があります」

 今回の選挙特番に呼ぶ局もあったりして。

「今は裁判も抱えているので、すぐに番組に起用するのはギャンブル的要素が強いですね。しかし、金子一強だった元政治家コメンテーター枠に、山尾さんが名乗りを上げる可能性はあると思います」

デイリー新潮取材班

2021年10月28日掲載

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