家族に聞くドラ1「風間球打」「小園健太」の素顔 「自宅敷地にブルペン」「1日6食の弁当」

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「不作」といわれた今年のドラフトだが、この二人の評価は非常に高かった。1位指名を受けた風間球打(きゅうた)、小園健太両投手。その来し方を探ると、実録「巨人の星」ともいうべき逸話が。

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 今月11日のドラフト会議で、秋田・明桜高校の風間投手はソフトバンクに単独で、市立和歌山高校の小園投手は、DeNAと阪神に1位指名され、抽選の結果、DeNAが交渉権を獲得した。

 風間投手は山梨県甲州市の出身。父・啓介さんは、

「よくやったなと思う反面、これから大変だな、とも。まずはしっかりと身体作りから始めてほしいですね」

 球打という名からわかるように、風間家は野球一家。本人は4人兄弟の三男だが、長男、次男、四男も「球道(きゅうどう)」「球星(きゅうせい)」「球志良(きゅうしろう)」と名付けられ、みな野球を続けた。

「お父さんは元高校球児で、お子さんたちが幼い頃からサポートしてきました。休日は両親揃って試合の応援に。自宅でも練習できる環境を整え、球打は夜、鏡に向かってシャドーピッチングを繰り返していたそうです」(地元野球関係者)

 父は、自宅敷地にブルペンを設置。食事も肉にマヨネーズをかける「高カロリーメニュー」で、身体作りに役立てたという。

「巨人の星」の星一徹ばりの父上に改めて聞くと、

「長男は水島新司さんのマンガ『球道くん』にちなんで名付けたんですけど、上にそういう名前を付けると、下にも普通の名前を付けられない。で、4人揃って『球』を付けました。サポートなんてそんなそんな。子どもたちが野球をやりたいというので、その機会を全員平等に手助けしただけです」

 とご謙遜。愛息は「ソフトバンクの星」となれるか。

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