日大2億円流出事件、背景に“元タカラジェンヌ愛人”の存在 逮捕された理事の実姉

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容疑者を繋いだ理事の実姉

 そもそも籔本・田中両氏と井ノ口を繋いだのは彼の実姉のH女史だ。大阪で広告会社を経営するH女史は田中理事長の妻・優子夫人に取り入り、日大の広報事業に食い込むと、弟の井ノ口も「大学内に自動販売機を置く各飲料メーカーに“1口300万円の協賛金”を姉の会社に支払うよう要求」(同)し、日大利権を貪った“強欲姉弟”。

 そのH女史がオーナーの会員制の秘密サロンが大阪の堂島にあり、かつては「故・やしきたかじんなどの芸能人や医師などが大勢出入りしていた」(元会員)という。同サロンは日大事業部の接待にも利用され、同じビルには井ノ口が代表を務める会社も入居。

 その隣に建つビルに、元タカラジェンヌのA子さんがオーナーを務める美容サロンが店舗を構える。実はこのA子さん、籔本とタダならぬ関係とされ、錦秀会元幹部はこう話す。

「A子さんは関係者の間では数年前から“籔本さんの愛人”となかば公然と語られてきた女性です。逮捕された当日も、実は籔本さんは彼女のマンションから出頭した。A子さんはモナコやパリなど海外旅行の写真を自身のブログに頻繁にアップしていましたが、籔本さんの逮捕と同時にすべて削除。一見、彼女しか写っていない自撮り写真のように見えますが、撮っていたのが籔本さんでした」

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