銀座クラブの松本純、自民入り希望の細野豪志、路チューの中川郁子…崖っぷち候補6人の当落予想

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 デイリー新潮は今年1月26日、記事「緊急事態宣言下、麻生側近議員が23時まで『イタメシ』と『銀座クラブ』をハシゴの証拠写真」を配信した。

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 いわゆる「銀座3兄弟」について最初に報じた記事だ。

 週刊新潮が2月4日号の特集記事「コロナの驕り 『永田町のマツジュン』夜の顔 国民・飲食店に犠牲を強いながら 麻生最側近『松本純』元大臣が『イタリアン・銀座』三昧」で詳報している。

 自民党の松本純・元国家公安委員長(71)は、緊急事態宣言下であり、おまけに国会の会期中だったにもかかわらず、公用車で東京・中央区のイタリアンレストランを訪問。更にタクシーで移動すると、同じ中央区にある銀座のクラブを2軒ハシゴ――その一部始終を証拠写真とともに報じた。

 この際、田野瀬太道・文科副大臣(47)、大塚高司・国対副委員長(57)も同席していたことが発覚した(註:共に当時の肩書き)。

 週刊新潮は田野瀬、大塚の両氏が“夜遊び”する姿も撮影していた。デイリー新潮は2月1日、記事「平気でウソをつく松本純議員 クラブホステス同伴? まだある同席2議員の“問題写真”」を配信。3氏は同日午後、自民党を離党した。政治担当記者が言う。

「銀座3兄弟のうち、大塚氏は10月12日、総選挙には立候補せず、引退する意向を示しました。残る松本、田野瀬の両氏は出馬します。松本さんは神奈川1区、田野瀬さんは奈良3区で、共に無所属となりました」

神奈川1区の逆風

 10月11日、自民党の甘利明・幹事長(72)は「銀座3兄弟」について、「衆院選の前に復党させることはない」と断言。その一方で「対立候補は立てない」ことも明らかにした。

「総選挙の直前まで結論が引き延ばされたのは、松本さんが麻生太郎・副総裁(81)の側近中の側近であることも大きく影響しました。麻生さんが『何とか助けてやってくれ』と打診していたのです。その要望を甘利さんは突っぱねたわけですが、対抗馬は擁立しませんでした。松本さんや田野瀬さんが選挙に勝って“みそぎ”を済ませば、自民党から追加公認され、復党の可能性があるというサインを送ったと受け止められています」(同・記者)

「銀座3兄弟」ならぬ「銀座兄弟」への逆風は、相当なものがあるのは言うまでもない。だが、選挙区のリアルな情勢調査を調べてみると、2人の明暗は分かれている。まずは松本氏の神奈川1区から見てみよう。

「松本さんは薬剤師の資格を持ち、1990年に横浜市会議員に初当選。その後、96年の総選挙で国政に打って出て当選を果たしました。しかし、2000年には比例復活も果たせず落選するなど、もともと選挙に強い方ではありません。今回の情勢調査を見ても、比例復活を果たした立憲民主党・篠原豪さん(46)にリードを許してしまっています。松本さんはかなり頑張らないと、落選するでしょうね」(同・記者)

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