井筒監督が熱く語る“沢尻エリカ復帰作戦” 「必ず復帰の手伝いをする」

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「見世物にはしたくない」

 監督の頭の中には、“復帰作”のイメージも固まりつつあるという。

「権力に立ち向かう60年代末の全共闘運動の女闘士役とか、大正期の女性解放運動の伊藤野枝の話で主演したらどうだろうか、そんな構想も持ってるんだ。今の若者は、SNSばっかり気にして閉じた世界で生きてる。社会に向いて、私たちはこうありたいんだって抗議することもない。誰にものを申していいか分からない時代、ウジウジしている若者たちに訴えかけて、未来を生きる映画を作りたいと思ってるんだけど、そんな作品のイメージに彼女はぴったりなんだよ。了見の狭い世の中の野次馬たちも黙らせるような、あくまで女優として本人のためになる企画を考えてあげたいな」

 恩師の熱き思いは不肖の弟子にどう届くのか。

週刊新潮 2021年10月7日号掲載

ワイド特集「復活の日」より

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