元AKBラーメン店主がはんつ遠藤氏を出禁に 有名ラーメン評論家が語る“騒動への本音”

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梅澤さんの店に招待された

 ラーメン評論家とラーメン店の店主は、どういった関係なのか。

「ラーメン店に行っても、普通に食べて帰るだけです。自ら名乗ったり、店員に質問したりすることは基本的にはしません。名乗ったところで『誰?』という感じでしょうし、純粋にラーメンを美味しく味わうことが一番の目的なので、余計なことはしたくないんですよ。お店側からアドバイスを求められた場合は答えますし、仕事としてお受けすることもありますが、自分から勝手に何かを言うことはありません。他の方がラーメン評論家の肩書をどのように使っているかは分かりませんが、求められてもいないのに勝手にアドバイスをしたり、ましてやなにか便宜を図ってもらおうとするような人は、フィクションの世界の中だけだと信じたいです」(同)

 山本氏は、はんつ氏と同様、ラーメン店関係者の紹介を受けて梅澤さんと会ったことがあるそうだ。こういった形で店主と知り合う機会は、決して多くはないという。

「2019年2月に、梅澤さんのラーメン店の2階で会食をしました。最後にラーメンも頂きましたが、それを宣伝して欲しいとか、評価をして欲しいといった話ではなく、あくまで一度食べに来てくださいといった感じでした。おそらく、はんつさんも似たような状況だったのではないでしょうか。私は他の店主の方と接する時と同様に、梅澤さんにも尊敬の念を持って接したつもりですが、自分でも気づかぬうちに不快な思いをさせてしまった可能性が全く無いとは言えないと思うので、この時のことについてこれ以上お話しすることは控えておきます」(同)

はんつ氏のブログは読めない

 山本氏は、はんつ氏とも面識があり、ラーメンサイトの仕事を紹介してもらったこともあるという。

「同世代のラーメン評論家のお一人として、はんつさんのことはよく知っていますが、今回のことで特に連絡を取ったりはしていません。実は、梅澤さんのことについて書いたはんつさんのブログも読めていないんです。先にネットニュースを見てしまったこともあって、なんとなく読むのが怖いというか、複雑な気持ちがあります。実際にどのようなやりとりがあったかは、当事者にしか分からないことなので、第三者の私が言うことではないと思います。その上で、はんつさんの言動が、自分を含めたラーメン評論家に及ぼした影響はかなり大きいと感じています。ご自身の発信が同業者にどのような影響があるか、といったことまで考えての発言では無かったのではないでしょうか……」(同)

 一方で、梅澤さんの苦労についてはこう推測する。

「ラーメン店には、女性の店主もいますが、その数は決して多くありませんし、梅澤さんのように20代で始めた女性というのは、過去にも少ないと言えるのではないでしょうか。芸能人の方がラーメン店を始めることはよくありますが、特に元アイドルだということで色眼鏡で見られてしまったということもあるでしょう。ただでさえ、ラーメン店は競争が激しいので、ここまで続けるだけでも苦労が多かったと思います」(同)

デイリー新潮取材班

2021年10月8日掲載

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