【眞子さま・小室さん結婚】国民の共感ではなく反発を受けてしまった経緯と「SP赤面」のデート現場

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芳しくない皇室利用だ

 しかし、国民の間で共感が醸成されるには程遠い状況が続いた。

「例えば、小室さんが2018年に米フォーダム大に留学が決まり、奨学金を受けることになった時に、大学のホームページに眞子さまのフィアンセだと紹介されました。これはそのあと宮内庁の指摘によって削除されたのですが、小室さん側が何らかのプレゼンテーションを大学側に行っていなければそのようなことは起こり得ないはず。宮内庁の中でさえ、芳しくない皇室利用だと見るムキは少なくありませんでした」

と、別の担当記者。

「去年の誕生日に際した会見で秋篠宮さまは、“結婚を認める”“多くの人が納得し喜んでくれている状況ではないというふうに思っています”とお話になりました。今思えば、公私で言う公、つまり国民の共感の部分は諦めなければならないのではないか……というお考えを示された瞬間だったのではないかと感じています」

 もちろん小室さん側も手をこまねいていたわけではなく、秋篠宮さまからのリクエストに応えようと乾坤一擲(けんこんいってき)、28ページわたる文書を公表したわけだが、

「母・佳代さんと金銭トラブルを抱えた元婚約者の落ち度を指摘し、説き伏せるようなニュアンスが感じられました。そう感じた国民は多く、求められていた共感を得るどころか反感を買ってしまったのです」(同)

SPが赤面するほど

 もともと皇室にはノブレスオブリージュ(高い身分に応じた義務)が求められると考える人は少なくない。さらに近年は上級国民という言葉に象徴されるように、特権階級についての意識が高くなっていた面もある。

「眞子さまは特にご自身を恵まれた環境だと指摘し、批判する言葉に敏感になられ、時に心を痛められていました。それが端的に表れたのが一時金への対応でした。婚約内定よりずっと早い2014年の段階から受け取り拒否を考えられ、難しいようなら受け取ったうえで寄付という方針を固められていたようです」

 小室さんとの交際がまだ報じられていない頃、デートで外出される際のお二方は周囲をはばかる様子はほとんどなく、その距離はとても密で警戒するSPが赤面するほどだったという。これは皇族に生まれ、公私のバランスを常に求められ続けてきたゆえに、自由な境遇に強く憧れられていた眞子さまを物語るエピソードなのかもしれない。

デイリー新潮取材班

2021年10月4日掲載

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