竹内結子さんの死から1年 義父は「遺骨をもう少しそばに置きたい気持ちだと聞いた」

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 芸能人を襲った“コロナ禍の悲劇”として衝撃を与えた訃報から、1年が経つ。竹内結子(享年40)が世を去ったのは昨年9月27日のこと。愛する人を失った父子をはじめとする遺族は、少しずつ前を向き歩みを始めているという。

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 この1年、竹内を偲ぶファンに向けた「お別れの会」などは開かれず、残された人々にとっては区切りのつかない日々が続く。

 19歳でNHKの朝ドラに抜擢され女優として開花して以降、数々のヒット作に恵まれ“視聴率女王”と称されてきた彼女だが、私生活は波乱に満ちていた。

 2008年には歌舞伎役者の中村獅童(49)と離婚して、長男(15)を連れシングルマザーの道を選んだが、一昨年2月に俳優の中林大樹(36)と再婚。昨年1月、男児を出産して家族4人での新生活を始めた矢先、都内自宅で自ら命を絶ってしまったのである。

 芸能デスクによれば、

「昨年12月、中林さん父子3人は、竹内さんと暮らしたメゾネットタイプの高級マンションから、車で7、8分の所にある2LDKのマンションへ引っ越しています。子供たちが母親の死を引きずらないための配慮もあったのでしょうが、中林さんは父子3人で暮らす覚悟を決めて相応の部屋に移ったといわれています。実際、彼は芸能活動を休み、家事と育児に専念していますから」

遺骨は自宅に置き供養

 この引っ越しと同じ頃、悲しみに暮れる一家を動揺させる出来事が起こった。

 さる大手芸能事務所の幹部が明かすには、

「獅童さんから“息子を引き取っても構わない”と中林さん側に打診があったそうですが、離婚する際に争点となったのは長男の親権でしたから、彼女の遺志を継ぎ丁重にお断りしたと聞いています。彼は竹内さんの実父が役員を務める彼女の個人事務所の代表取締役にも就任しましたし、一族総出で彼女の生きた証を守ろうとしています。ゆくゆくはお墓に納骨したいという気持ちのようですが、まだ遺骨は自宅に置き供養しているそうです」

 中林の実家は奈良で製薬会社を経営し、父子をサポートしているそうだ。

 竹内の義父に尋ねると、

「詳しくは息子に確認してほしいが、(遺骨は)もうちょっとだけそばに置いておきたいという気持ちがあると話していました……」

 と言葉少なに語るのみで、彼女の死を静かに悼む様が伝わってくるのだ。

週刊新潮 2021年9月30日号掲載

ワイド特集「我が人生の正念場」より

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